【まえがき】
今回「舞台探訪」といいつつ、聖地巡礼要素は少なめです。
作品をきっかけに知った場所を本当に気の向くまま「探訪」しただけなので、
アニメ内のカットを意識した写真などはありません(^_^;)
ご了承の上、実際の町の雰囲気をお楽しみ頂ければ幸いです。

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日曜日。
家庭の都合で一日作業ができない日になってしまいましたので、休みと割り切ってバイクで出かけることにしました。
行先は以前から気になっていた鳥取県の岩美町です。
京アニ制作のアニメ「Free!」で知った場所ですが、近場ということもあり行ってみたいなと思っていたのです。
ただ、私は「Free!」自体は放送当時1期を1周流し見た程度でして、時間の経過もありあまり記憶がありません…w
なのでカットを回収するというのは当初から諦めて、実際の町の雰囲気を楽しもうという形で探訪してきました。

岡山から鳥取へ抜けるルートはいくつか存在しますが、メジャーなルートの1つとしては国道53号を北上し黒尾峠を超えるルートでしょう。
今回はそのルートで鳥取へ向かいます。
豪雪地帯故か、路面の痛みが激しい路面にうんざりしながら鳥取県智頭町へ入りました。
峠の登りも路面がガタガタ。下りもガタガタ。
未だに私は(履いているタイヤの関係かも…というと言い訳になっちゃいますが、はい。100%言い訳です(^_^;))オートバイでの下りが苦手。
そんな理由で時折後ろから迫ってくる車を先に行かせつつのんびり下ります。
総じて個人的に下りはやはり自転車のほうが楽しいかなぁ…。
逆に自転車(ロードバイク)だと自分がコントロールできる限界手前まで突っ込みすぎる傾向がありますけど(苦笑)
あっ、登りは断然エンジン付きに限りますけどね!
…って、ロード乗りとしてはどうなんだろうかこれ…(^_^;)

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ここは私のお気に入りの場所です。
自転車で来たのを合わせると今回で3度目になります。
最初に来た時はここで昼寝をしたのですが今回は暑すぎるのでやめておきましたw

廃屋(索道の動力?)と愛車。
直ぐ側に国道が走っているのにここの時が止まったような静けさは本当に癒やされます。
なお地図によると奥の山の中を鳥取自動車道のトンネルが走っているようです。


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静かだ・・・
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川の音と鳥の声しか聞こえません。
季節が良ければ一日ここに居たいですね。でもこの日は本当に暑かった…(;´∀`)
思わず川に足をつけて少し涼みました。


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いい感じに癒やされたので改めて出発です。
全速前進ヨーソロー!

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途中に立派な天守が。
自転車で走った時はここに来る途中で別の道へ曲がってしまったため、初めて見ました。
ちょっと寄りたい気持ちもありましたが、今回は寄り道せず。

その後は鳥取バイパスを通って一気に岩美町へ。
それにしても相変わらず山陰のドライバーは本当に飛ばすなぁ(^_^;)

バイパスを降りて海岸線に突き当たると本日の最初の目的地に到着です。
本日のツーリングの楽しみ第1弾。
「シーサイドうらどめ」さんの海鮮丼!

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安くてボリュームたっぷり、そして美味しいという情報を得ていたので楽しみにしていました。
私はてっきり海鮮丼と汁物だけだと思っていたのですが、貝の煮付けもあって、これで1080円。


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給仕してくれたおばちゃんに「これがモサエビですよ」って言われて「ほほうこれが」ってつい言っちゃいましたけど、心のなかで「猛者海老って何?(;´∀`)」って冷や汗でしたw
後から調べたんですけど、正式には「クロザコエビ」というらしく、鮮度の問題で中々地元以外では食べられない貴重なエビらしいです。
確かにそうとは知らずに食べましたけど、すごい弾力(硬いわけじゃなくてブリブリっとした感じ)と濃厚な甘みで美味しかったのは間違いないです。

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それにしても前日とは違ってこの日は薄曇りで景色は白んでいまいち。
そのかわり、日光がないだけ少し涼しいですけど。
窓際の席だったので気持ちのいい海風が吹いてきて「あぁ海に来たんだなぁ」と。
食事後は上の写真に写っている海岸へ出てみました。

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砂浜なのかなと思ったら消波ブロックとコンクリート擁壁でガッツリ防護されてました。
おまけにロープ張ってあって「危ないから中に入るな」的な事を書いてあったような。
特に見るものもなくすぐバイクまで引き返しちゃいました(^_^;)
あと、写真は撮ってないですが「シーサイドうらどめ」さんの入り口に「ハイ スピード!」のポスターカレンダーが飾って有りました(色あせてたけど…w)
それが理由かはわかりませんが、店内では「あぁこの子たちは多分そうだな…」って感じの女の子二人が食事してました。

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田後へ行く途中、浦富海岸へ寄り道です。
先程海鮮丼を食べたお店が写真中央付近の白い建物あたりなので、1kmも走らない距離です。
駐輪できそうな場所を探してヘルメット脱いでグローブ外して…あぁめんどくさい! バイクで短距離でのストップアンドゴーは本当に面倒くさいですね!ヽ(`Д´)ノ
自転車だとこういう点は本当に楽だなぁと。


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暑いのでもう海遊びにやってきている家族連れが結構居ました。
あとは意外に海外の観光客が居たりしたのが驚きでした。
中国語で会話していたり、白人系の夫婦が居たり。
この砂浜の手前に神社がありそこの傍らにバイクを停めさせてもらったのですが、ひとまず神社への参拝は後にして海岸まで行ってみることにしました。

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山生まれ山育ちの私からすると「海の水が満ち干きする」という概念をつい忘れそうになるくらい干潮満潮のタイミングもいまいちわかりません。
なのでこの写真の時間、潮が満ちているのか引いているのかわかりませんが、今のところ遠浅で家族で遊ぶにはとても良い場所だなぁという雰囲気です。


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1つ上の写真を撮影した場所から左を向いた方角。
写っている階段の先は・・・


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階段から左を見てみると、そこにも砂浜が。プライベートビーチ的な雰囲気があっていいですね。

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で、階段。
結構急なんですけど(;´∀`)
階段の上にはきれいなお姉さんが二人いるので登ってみましょう(ぁ)

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階段の途中から振り返る。おぉー。本当に遠浅だなぁと。

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急なんだなこれが。
でも雰囲気が良いです。楽しい。暑いけど…。

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先程のプライベートビーチ的な砂浜を上から。
うん、周囲から見えづらい場所なのでゆっくりしたいカップル向きかも。
チッ、上から松ぼっくりを投げてやるんだぁ!! まぁそれは冗談として。

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来た道を振り返って。
写っている屋根は東屋です。神社は右の藪の中というか下というか、見えません。

参拝の作法的には問題ありますが、裏から神社の境内へ降りました。
御本殿の写真は撮っていません。
今回コンデジだったので画角の自由度低めです。
境内狭いと全体が写せないんで諦めました。

変則的ですが参拝を終えて初めて参道を通ります。
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こちらも急な階段。私それなりに身長があるので途中の屋根に頭をぶつけないかややヒヤヒヤしながら通過しました。

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レンズのパース? いえいえ、本当に急なんですってw

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なお、神社の名前は「荒砂神社」です。
御由緒書きから読み取るに、やはり地元漁業関係の方から崇敬されているようでした。

さて、改めて田後へ向かいましょう。
田後への道は途中からすごく狭い道になっていました。民家の軒下を通るような狭さ。
バイクの音が迷惑にならないようにあまり回転数を上げずにゆっくり走りました。
猫とか飛び出してきそうでこわいですし。

浦富から一度高度を稼いだ道は民家が現れると同時に一気に海まで駆け下りる感じになります。
田後の中心といえばやはり港とその施設(漁協の建物)でしょうか。
その周囲の壁のような斜面に家がへばりつくように連なります。
この雰囲気…たまりません(^q^)
とりあえず港のコンクリート岸壁が続いているようなのでどこまで行けるのかバイクに乗ったまま行ってみることにしました。

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防波堤だけかと思ったら岩山がありました。
というか既に浦富の海岸から見えてはいたので予想はしていましたけどね。

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↑この写真の右端の島みたいなのがそうです。

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上には灯台があるらしいのですが、崩落の危険があるとかで立ち入り禁止になっていました。
写真は立入禁止の扉(鍵はかかっていない)の手前から。

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ちなみに先程のバイクの写真の向こうは海です。きれいな色です。

で、その後バイクで堤防の付け根まで戻ってきて駐輪。
ついでに着っぱなしのジャケットと胸部プロテクターを脱ぎました。
うわぁ涼しい!w
で、さっそく田後神社に行ってみることにしました。
というか、劇中のそれ以外の場所はうろ覚えなので…w

ただ、町内の掲示板みたいな所に「神社までの道が通行不能のため迂回して下さい」と書いてあって地図が張ってありました。
目の前に見えているのに遠回りかぁ…。
まぁ街の雰囲気を知るには調度良い遠回りですね。

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道に迷いました。
どう考えてもどんどん離れていってるぞ…???
ということで引き返そうかなと思ったところで小学校跡を発見。
鯉のぼりが泳いでいました。あまり時期とかは関係ないみたい…w
まだ5月だからという感じでおおらかな季節感なのかもしれませんw

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この超コンパクトな集落にある(あった)小学校。
児童にとっては学校も家も庭みたいなものだったんだろうなぁと。
それだけ生活の場と教育の場の境界が密着しているのです。
住宅街にある小学校は珍しく無いでしょうが、ここは歴史ある漁村。
「身内感」といいましょうか、雰囲気の良さは桁違いです。
まぁ結局今は廃校なんですけど…。
往時の雰囲気を少しだけ堪能できました。

校舎そのものだったのか、建て替えられたものなのか、敷地内にはコミュニティセンター的な建物が建っていました。
窓には・・・

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まぁ、そりゃ当然貼ってありますわな。
しかし、やはりここだと色があせちゃいますよね…w

さて、引き返します。
引き返すはいいですが、正しい迂回路が分かりません。
どの小道もパッと見では「これって奥の家の玄関に行く道なんじゃ…」というような人が1人通れるくらいの細い道しか無くて、入って良いものだか迷うわけです。
人に尋ねようにもお昼時だったためか外に人影が見当たりません(;´∀`)
仕方ないのでgoogleマップさんに頼ることにしました。

うそみたいに細い路地ばかりですが、やっと見つけた田後神社への参道は比較的(あくまでも比較的)広めの道でした。
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おおっ! 来たかっ!(^o^)

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なんていい雰囲気でしょうか…。写真では伝えきれません。

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村社という感じなのでしょうが、とてもしっかりと手が入っていて綺麗でした。
漁師町だけあって信仰が厚いのかもしれませんね。
ここでもお賽銭をして参拝しました。

神社の横からは展望台に向かう道が伸びています。

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うわぁ!

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絶景かな、絶景かな。
いやー良い! とてもいい場所です!

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洗濯竿の支柱がありますね…w

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写真では伝わらないのが残念ですが、この高度感ったらすごいです。
なんというか「空中庭園」的な感じがすごくテンション上がります。

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ちょっと台風のときにはあそこには居たくないかな…w
まぁ私が建っている場所もわりとすごい場所ですけど。

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先程の写真はここから撮っていました。
これは井戸…でしょうか。

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ここがアニメ1話で出てきたのは印象に残っています。

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遊歩道はこの先で行き止まり。

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ここで行き止まりになりました。
振り返れば↓

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いやいやいや、この高度感ったら…(;´∀`)
改めてこの集落に「平地」というものは一切無いんだなという事実。
家も墓地も全て斜面にへばりつくように存在しています。

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もと来た道へ引き返し、先程見えた展望台へ向かいます。
田後集落の核心部(と言っても過言ではないと思う)漁協の建物が見えます。

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この「生活感と絶景の強烈なコントラスト」に私はすっかり魅了されています。
だって・・・

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だってここだけ見ると人間の生活の匂いがしないですもん(;´∀`)
でも写真取ってる私の背後2メートルには家の窓があるんですぜ…?w
部屋の窓からこんな風景が見られたらすごいと思います。

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空中庭園然とした展望台に到着!
でも来てしまうと案外普通の場所だなぁという感じです。
ちなみに奥に見える石灯籠はかつての灯台だった(という記述を案内板で見た気がするのですが確信がもてないので一応注釈)らしいです。

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田後港を臨む。
下には田後港神社の鳥居が見えます。

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先程まで私が居た場所を逆から見てみました。

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田後港神社。名前の通り正面に広がる港を守っておられます。

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ここから下に降りると港への近道なのですが田後集落探索冒頭の理由通り現在通行止めです。

再び来た道を引き返します。
途中で浦富で出会った白人の夫婦さんとすれ違いました。
神社の手水舎を興味深そうに見ていました。(作法がわからなかったのかも?)
しかし、ここまでやってくるとは相当マニアックな夫妻だなぁ…w
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バイクを駐輪した位置まで戻ってきました。
実は到着直後から神社への近道が通れないのはわかっていました。
ご覧の通りおそらく木造かなにかだったと思われる橋が落ちてしまっています。
まぁよじ登れない高さではなかったのですが。

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やはりここが通れないのは展望台に行きたい観光客目線からすれば結構不便な気がします。
でも住人の方は特に気にされてはいないのでしょう。
ほんのちょっと迂回すればいい話ですし。
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堤防に登って休憩。
先程の階段と田後港神社を臨む。
眼前には波も無い穏やかな海をシーカヤックが1艇のんびりと進んでいきます。
いいなぁ、気持ちよさそうです。

さて、橋の話に戻りますと、改めて考えてみれば掲示板にあった迂回路についての案内(しかも地図までついた)は、私達のような外部からの来訪者向けだったのだなと。
いつからこの橋が不通になったのかはわかりませんが、あの案内が掲示されているということはアニメを見て結構な人数のファンが訪れたんだろうなぁと思いました。
(そのあたりも含めてあまり作品に詳しくないので申し訳ありません…(;´∀`)

とはいえ、ほとんど予備知識もなくふらりと訪れた田後地区でしたが、とてもいい雰囲気の場所でした。
また天気が良い時に改めて訪れてみたいなと思います。

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ちなみに帰りは自転車で何度も苦しめられて一度も「足をつかずに」登れたことがない辰巳峠を通って帰宅しました。
バイクでもいやな登りですw
うーん、結局私はヒルクライムというのが基本的に苦手なのでしょうw

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愛車よ、お疲れ様。

ということで、舞台探訪と言っておきながらアニメ色薄めの探訪記でした。
でもそれ抜きで本当に雰囲気の良い場所なので機会があればぜひ実際に行ってみて下さい。
それでは最後までお付き合い頂きありがとうございました!

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