先週末(9/10日)しまなみ海道を走ってきました。
今回はそのツーリングレポをお届けします!


4月の出雲ツーリング以来、久々のロングライドとなりました。
今回目的地をしまなみ海道に決めた理由。
それは4月に痛めた左膝の具合が不安だったからです。
しまなみ海道なら長い上りはないので、万が一左膝が痛くなっても最悪片足ペダリングだけで走行可能。
さらに交通機関によるエスケープルートの選択肢が多いのも心強いところです。

ということで、膝への不安はありますが、久しぶりのロングライド。
気持ちのよい旅であることを願いつつ出発です。


実はしまなみ海道を走るのはこれで3度目。
1度目は2008年。この時は車で往復しました。
2度目は一昨年2015年。この時はロードバイクです。
3度目ともなるとさすがにやや飽きるので、今回はナイトライド要素を入れてみます。

9/10日、日曜日。
今回も出雲ツーリングと同様、D氏とタッグを組んで走ります。
午前0時。D氏と合流して車で尾道を目指して出発です。
私は4時間ほど睡眠をとれていますがD氏は仕事終わりの合流のため完徹。
時刻が時刻なだけに道も空いているので行きは下道だけを走りました。


尾道に到着したのは3時半ごろ。
手早く自転車を組み立てて出発です!
予定では尾道→今治→尾道の往復で約140km走行。
その内30kmくらいはナイトライドになることでしょう。
IMG_3663 のコピー
コンビニで補給食を購入。この時点で時刻は4時。まだ暗いです。

IMG_3664
尾道駅前の大通り。
まだ誰もいません。車もほとんど通っていません。とても好都合です。
なぜなら、これから私達が通る道にその理由があります。


尾道から最初の島「向島」に渡る方法は2つあります。
1つは渡し船を使う方法。これがメジャーであり推奨された方法です。
2つ目は「尾道大橋」という橋を渡ること。
ただし注意。2つ目の方法は道が狭く交通量が多い橋なので基本的は「非推奨」とされています。

が、それは日中のお話。
夜間は交通量も少ないため手早く渡ってしまえば大丈夫かなと思い、
今回は尾道大橋を渡ることにしていました。

実は私はこれまで「尾道大橋」は「自転車通行禁止」だと思っていました。
(なので2年前はほぼ同じ時間に到着したのに船が出る朝まで待った)
ややこしいのですがすぐ横に「新尾道大橋」が架かっています。
こちらは自動車専用道。なるほど、橋が2本掛かっていたのか。3度目にして初めて知る事実w(^_^;)
(最初は夜中に車で通行したので気付かず、2度めは下調べ無しでいきなり来たのでまた気付かず)
しかし今回は念のために事前に自転車通行可能か確認をとりましたし、グーグルストリートビューで歩道があるのをを確認していたので、万全の体制で尾道大橋に初挑戦です。

確かに狭い橋でした。
最初は用心して歩道を自転車を押して歩いていたのですが、全然車が来ないので車道を走行しました。
結局渡り終えるまで車を含め誰にも会いませんでした(^_^;)
でも日中は車多そうなので船を使うことをおすすめします。
その方がしまなみっぽくて楽しいと思いますし。


「尾道大橋」を渡り終えてそのまま向島の市街地まで坂を下ります。
ここまできてもまだ一台も車などととすれ違いませんw
市街地でしまなみ海道サイクリングロードに合流。
道に敷かれたブルーラインに沿って走ります。
2年前と同じく、今回もいわゆる「推奨ルート」と呼ばれている片道70kmのルートを走る予定です。
この日は月明かりがとても明るくてかなり視界がきいていてとても走りやすかったです。
ナイトライドの楽しさって、こうやって月明かりの下を走れる贅沢ですよね。
まだ他人が寝ている時間に走っていると風景を独り占めしているような感じがして私は好きです。
スタートして6km。やっと自分たち以外の人(新聞屋さん)とすれ違いましたw

向島から2つ目の橋(推奨ルートだと最初の橋になりますが)「因島大橋」を渡ります。
この橋はルートで唯一、二重構造の橋になっていて、車道の下を走ることになります。
周囲も暗いためトンネルを走行しているような気分でした。
ここで後ろからソロのサイクリストに抜かれました。速えぇ(;´Д`)


橋を渡り終えると2つ目の島「因島」です。
9年前、この島にある展望台で日の出を見ました。懐かしい…。
途中で上りの区間があるのですが、私の膝に負担をかけないよう外周ルートで迂回しました。
とにかく左膝をいたわって無理をせず、負荷をかけず、無事に走り終えたいところです。
そんなこともあり今回はペースも抑え気味で走っています。
でもこの頃になにか膝に違和感を感じるようになってきました…。
空も山の稜線がくっきりと分かるくらい明るくなり始めました。


因島を縦断して本日3つ目の橋「生口橋(生口大橋)」までたどり着きました。
DSC02031
夜明が近い。
微妙に怪しい膝を休ませるためにここで少し休憩です。
この時点で楽しさより不安のほうが勝り始めます…。

IMG_3665 のコピー

IMG_3666 のコピー
写真を撮っている内にどんどん明るくなってきます。
同時に湿度が高くじめっとした空気になってきました。暑くなりそうです。

IMG_3672 のコピー

IMG_3674 のコピー
朝焼け。綺麗でした。
まだまだ街はまどろみの中…。

IMG_3675 のコピー
後に通る「多々羅大橋」と比べれば規模が小さいですが、きれいな橋です。
生口橋を渡り終えるとそこは生口島。早くも3つ目の島です。


生口島はとても見どころの多い島で、西の日光とも呼ばれる「耕三寺」や「平山郁夫美術館」など色々と見てみたいところがたくさんあります。そのためにこの島で1日泊まりたいくらいですw
あと、私の大好きなジェラート屋さん「ドルチェ」もここにあります。
ともあれ、この時間では開いていないので帰りに寄るとして、先に進みます。
この日はトライアスロンの開催日だったらしく、あちこちで準備がされていました。

IMG_3677 のコピー
次の多々羅大橋が見えてきました。
この時点で膝に一撃激痛が走りました。目覚めたか…orz こうなるともうダメです。
悪化の一途を辿るのは目に見えています。
やはり私の膝はダメだったか…。
でも行けるところまで、だましだまし走ります。


みかんとレモンの畑を縫うように登っていきます。
主食がみかんの私にとってはこの地域は天国ですw
時期になるとみかんの路上販売とかあるんでしょうか。
またみかん買いに冬走りたいですねw
IMG_3680 のコピー
しまなみ海道の橋は船などが通れるようにどの橋も海面から橋桁まで高く造られています。
したがって橋に登るための道はその高さを吸収し、しかも勾配をゆるくするためにかなり遠巻きになっています。近いようで意外に距離があったりします。

IMG_3681 のコピー
朝日に照らされてとても立体感が際立っていました。
個人的にしまなみ海道と言えばこの「多々羅大橋」というイメージがあります。
斜張橋は美しいですよね。

IMG_3683 のコピー
何と言ってもケーブルの美しさ。

IMG_3685 のコピー
普通の吊橋と違って緊張感があるのが美しさの理由の1つかなと思います。

IMG_3686 のコピー
主塔の下ではいわゆる「鳴龍現象」が体験できます。
ざっくり言えばものすごく音が反響するんです。
ついつい手を叩いたりして遊んでしまいますw
車で来ても橋の手前のPAから歩いて来られるので、日中は人も多く、くれぐれも通行時を含めて安全にはお気をつけて!

IMG_3691 のコピー
このあたりで県境ということで橋の上にもペイントがありました。

IMG_3692 のコピー
2県同時制覇!w
なお、やせ我慢していますが左膝は痛いですw
歩いている分には問題ないんですけどね。

IMG_3689 のコピー
すっかり日も昇り、暑くなってきました。
この時点で左膝はペダルに乗っけているだけでも痛みがつらくなってしまいます。
自走での往復予定を諦めないといけないなと感じ始めました。


多々羅大橋を渡り終えたら4つ目の島「大三島」です。
橋のたもとに道の駅「多々羅しまなみ公園」があります。
このあたりが尾道~今治のおおよそ中間地点にあたります。
景色も良いし、ここで休憩するのがおすすめです。
IMG_3694 のコピー
我々も休憩。朝日が眩しい。
今回は時間が早すぎるので売店は閉まっていて食べれませんでしたが、
2年前はここの売店で愛媛のB級グルメ「焼豚玉子飯」を食べた思い出があります。

IMG_3695 のコピー
トイレで顔を洗ってリフレッシュ。
湿度が高く少し蒸し暑い。私はあまり得意ではない気候です。
ドリンクを補給して出発です。


膝の痛み、どうやったら痛くないのか色々と試しながら走ります。
どうやらかなり前乗りになると少し楽だと気づき、工具を使ってサドルを1センチ前に出してポジションを変えてみました。
本当はサドルの高さも5ミリほど落としたかったのですが、さすがにトルクレンチが無いのでやめました。


大三島を終え、本日5つ目の橋「大三島橋」へ。
この橋は毎回あまり印象に残らないんですよね…。
特に今回は痛みで既に景色に対してアクティブでは無くなってました。
よって写真もありません(^_^;)


痛みと孤独に戦いながら5つ目の島「伯方島」へ上陸しました。
孤独に戦っていたのは私だけではありません。
徹夜しているD氏も眠気と戦っていました。
定期的に眠くないか尋ねていましたが、ここでついに「眠い」との答えが。
次の道の駅で仮眠を取ることにしました。
IMG_3697 のコピー
一応私は寝ているので仮眠は必要無く、D氏が仮眠をとっている間、浜辺を散歩したりぼーっとしたりして時間を潰しました。
座っているとどうしても「この後どうするか」という事に思考が向いていきます。
ひとまず今治までは走りきり、そこから船で因島まで帰るというプランが思い浮かびます。
実は2年前も同じ方法で帰路についたことがあるのです。
今回もそれが妥当なのかなと考えつつ、40分ほど経過。
仮眠中に蚊にかまれまくったD氏が起きたので再び走り始めます(苦笑)


時刻は8時。
さすがにこの時間になるとサイクリストが目に見えて増えてきました。
後ろから迫ってくるガチ勢のトレインに怯えながらのんびり走ります(^_^;)
推奨ルートに沿って走ると伯方島区間が一番短く、たった3kmほどで次の橋にたどり着きます。


本日6つ目の橋はその名もずばり「伯方・大島大橋」という直球な名前です。
この橋を渡ると6つ目の島「大島」に上陸です。
このあたりで痛みに耐えるため完全に感情のスイッチを切っていました。
あまり記憶がありません。とにかく今治までたどり着く、目的はただそれだけ。
ただ、ペダルを回しているうちに次第に脚が回るようになってきました。


最後の橋の手前、道の駅があるので休憩予定でしたが、変に脚を止めるとまた痛みを押さえ込むのに苦労するのでそのまま走ることにしました。


7つ目の、そして今治まで最後の橋「来島海峡大橋」。
IMG_3704 のコピー
この橋はとにかく高い。
高いということはそこまで登るための道が長い…!
そして長い! 4kmも橋の上を走ります。

IMG_3703 のコピー
彼方に今治市街が・・・見えました!

IMG_3712 のコピー

「来島海峡大橋」は吊橋です。
「瀬戸大橋」もそうですがこういう長大な吊橋は、上にいるより遠くから見たほうが美しいと個人的には思います。

個人的にはしまなみ海道の「橋」としてのシンボルが「多々羅大橋」なら、「眺望」の面でのシンボルはこの「来島海峡大橋」かなと思います。
海峡が広いので視界がひらけていますし、とにかく高いので見晴らしが良いんです。

IMG_3708 のコピー

そして自転車道には他にも見どころもあって、このランプウェイもダイナミックな景観で心惹かれます。
道幅が狭いので注意が必要ですけど、景色を楽しみながらゆっくり下りましょう。

IMG_3714 のコピー

ランプウェイからは造船所も見られます。
しまなみ海道には他にも造船所がたくさんありますので走っていれば間近で見られるのですが、高所から見るならやはりここが好きです。


痛みに耐えながらその後もなんとか今治市街まで走りきることができました。
たどり着いたのは今治港。
ここから船で因島まで移動する予定です。
到着時刻は11時ごろでした。


到着して驚いたのですが、フェリーターミナルの建物が新しくなってました。
後で調べたのですが昨年2016年に建て替えられたとのこと。
私が前回利用したのは2015年でしたから本当に旧建物の最後の年だったみたいです。
すごくボロボロでひなびた感じのイメージしか無かったので、新しい建物を見た時「ここで合ってるよね??」と思ってしまいました(苦笑)


4階建てのビルに生まれ変わったターミナル。
「みなと交流センター」という名称でした。
なんか私はつい親近感を覚える名前w
建物の外観を撮り忘れてしまいました。ちなみに屋上からの景色はこんな感じです。

DSC02037 のコピー
再開発はまだ続いているようですね。

DSC02039 のコピー
屋上は開放的なウッドデッキになっていました。
レストランの屋外席があったりして素敵。
ここからは今治城の天守も見ることができました。


建物探検を終えて船の出港時間まで膝を休ませることにしました。
D氏は港周辺の散策に出かけて行きました。

DSC02046 のコピー
1階のカフェでコーヒーを飲んだ後、2階の待合席でのんびり。
景色も良いし、内装もスッキリとしていて落ち着きます。
こういう仕事場がほしいですw


12時半の船に乗り込み因島までワープです。
自転車はそのまま船員さんに預けて後部デッキに載せてもらいます。

IMG_3717 のコピー

IMG_3719 のコピー

来島海峡大橋が見えました。遠くから見ると実に長く、美しい。

DSC02054 のコピー

疲れもあってうとうとしてみたりしましたが、途中の島で着岸する毎に激しく船体が揺れるので完全に寝落ちすることもできず…(^_^;)
それにしても本当にどこの島にも造船所がありますね。


船は因島の「土生港」に到着しました。下船します。
土に生まれるとかいて「はぶ」という地名です。
ここからは自走で尾道まで帰ることになります。
下船してひとこぎしただけでまた痛み。
もはや痛み止めを飲むしかありません。
ナロンエースをキメます!


途中、2年前にも参拝した大山神社へ立ち寄ります。
参拝の後御朱印を頂きました。
ここは「自転車神社」ということでサイクリストも大勢やってきます。
冷たいおしぼりと麦茶でおもてなし頂き生き返りました。
ご神職を含め皆様本当にご丁寧な方々で、身も心も浄化されました(^o^)
ありがとうございました。


その後来た道を逆走するルートで尾道まで走りました。
痛み止めの効果か、それとも神社へ参拝したご利益なのか、膝の痛みが和らぎました。
途中で特大の激痛が走ったのですが、その時になんというか…こう、ズレていた関節がゴキッと元に戻るような感覚があって、その後は相変わらず痛いのですが、逆にガンガン回すと痛くないという謎の状態に。
元々体力的にはセーブして走らざるを得なかったためか体力は有り余っています。
そうなると必然的にガチ走りに…。


向島の船着き場までTT状態で走りきりました。
嘘みたいに膝の痛みがありませんΣ(´∀`;)なんでだ!
(なお、1週間経った今日まで痛みが出ることは無かったです)
自分の体ながらまったく意味不明です…(苦笑)


向島からは渡し船で尾道へ移動です。

IMG_3722 のコピー
時刻は16時ごろ。景色はそろそろ夕方の雰囲気です。

IMG_3723 のコピー


尾道まで無事に帰ってこれました。
お昼ごはんを食べていないためお腹が空きました(^q^)
せっかくなので尾道ラーメンを食べに行きます。
とりあえずネットでお店を下調べ。


「朱華園」というお店を目指して走りました。
えっ、理由? 名前が「しゅかしゅー」的な響きだったから(!)
何に反応してるんですかね我々は…w
しかし行ってみると残念ながらお休みでした。


で、結局立ち寄ったのは「壱番館」というお店。
既に行列ができていて、待つこと30分くらいで席につけました。

IMG_3725
お店のおすすめ「角煮ラーメン」を頂きました。
甘辛いスープが美味い。麺も独特な食感で美味しかったです。
大盛りで頼んだら予想以上に量が多くてちょっと大変でした(^_^;)


食事の後は車に自転車を積み込んで、高速を走り無事帰宅。
またしても膝の痛みに振り回されたツーリングとなってしまいました。
D氏には再び申し訳なかったですが、後日30km走って膝の痛みが全く無かったので次からは大丈夫なはず…!
自転車分解時にサイコンがリセットされてしまい走行データが消失してしまいましたが、走行距離は大体100km少々。なんだかんだでそれなりに走ることができました。
次は150kmくらいを目標に走りたいですね。

長くなりましたが、最後までお付き合いありがとうございました!

BGM:---